【学会研究会 シンポジウム(東京)ご案内】
〜近代産業遺産 活用促進地域活性化事業〜
『近代産業遺産アート再生による地域再生と活性化シンポジウム』
=観光資源の創造と既存資源のアート再生による地域振興=

■開催時期  2008年7月26日(土)
基調講演/13:00〜14:40
セミナー/14:50〜16:30   
■開催場所  株式会社ジェイティービー天王洲ビル 20階 ホール
■対象者層  都道府県関係者(観光振興、地域振興)・地域活性化再生化に携わる企業、組織団体、大学関係者、研究者、学生、一般
■参加料   2,000円
■参加人員  230名程度(先着順)
■テーマ案  〜観光資源の創造と既存資源のアート再生による地域振興〜

■開催内容  
1)開催挨拶:
13:00〜13:20
『近代産業遺産アート再生とは』
関本徹生(アーティスト・京都造形芸術大学教授・近代産業遺産アート再生副会長)

2)基調講演:
13:20〜14:00
『モノとしての近代産業遺産』
鎌田東二(京都大学こころの未来研究センター教授・宗教哲学・学会分科会座長)

14:00〜14:40
『ワザとしての近代産業遺産』 
藤井秀雪(京都造形芸術大学教授・学会理事)

《14:40〜14:50 休憩》

3)パネルディスカッション:
14:50〜16:30
産官学民からのパネリストを迎え、各地に残る歴史・伝承に基づき、パネラーの 視点で、地域の活性化振興策について独自の見解ディスカッションしていきます。
■パネラー
荒井康博(埼玉県産業労働部観光振興室 室長)
清水慎一(株式会社ジェイティービー 常務取締役・観光立国・地域活性化担当)
古屋 剛(経済産業省 近代化産業遺産保存・活用推進チーム長)
松本奉士( プランナー・学会理事)                      
司会:関本徹生(アーティスト・京都造形芸術大学教授・学会副会長)  

■各種名義  
主  催:
近代産業遺産アート再生学会  近代産業遺産アート再生学会 東京支部(株)地域情報総研内
協  力:株式会社ジェイティービー
後  援:移住・交流促進機構(JOIN)、京都造形芸術大学、経済産業省、総務省、内閣府(予定・交渉中)

■問合せ&申込み:近代産業遺産アート再生学会 東京支部(株)地域情報総研内       
東京都千代田区岩本町3−3−2 アックス神田ビル8階    
TEL:03−5825−3566  FAX:03−5825−3577

==申し込み用紙:ダウンロード== 


近代日本の産業を支え、私たちの豊かな生活を潤してくれた産業の現場は、 近年の経済衰退によって、その一部はもはや稼動する事もなく、廃墟化して 荒れ放題といったところも少なくありません。 古代遺跡や歴史遺産としての価値も見出せず、数十年の間で廃棄されたのも 同然の建物(ホテル、学校、旅館、遊戯施設、工場、造船場、倉庫等)、 コンクリート構造物(橋脚、外壁、エントツ等)、銅山、炭鉱、採石場、 減反政策と働き手のいなくなった田、畑、山林等が無言のまま横たわっています。 また不動産以外のものでも、家電を代表とする産業廃棄物、風化されてしまった 記憶(火災、津波、地震、伝説、伝承、歴史、市町村合併等により名前の なくなった町、村、路地裏等)、数えあげればキリがないぐらいに私たちの 周辺に社会的な損失を象徴するものとして「近代産業遺産」は存在しています。 私たちはこの現状を真摯に受け止め、私たちが持つあらゆる知力・体力を結集して、 この全国に点在する“負の遺産化”近代産業遺産に果敢に取り組んでおります。 それは破壊を選択することではなく、再生の道を選び、それもイマジネーション から生まれる新たな命を吹き込まれたアートによる事業化、観光化として 考えています。 欧米においては、アートを伴う産業遺産利用の取り組みが進み、また国内に あっても各地域の産業遺産の保存、活用などが議論されるようになりました。 近代産業遺産アート再生学会は、近代産業遺産における歴史・建築・文化等に おける学術的研究の従事者たちをはじめ、それらをアートで再生を目指す芸術家 や作家、また地域振興・観光振興に役立てたいと願う産官学民の専門家を集め、 自己の研究成果を公開発表し、その科学的妥当性をオープンな場で検討論議する 機会を随時創り出しています。 同時に3年前から実際の近代産業遺産をアーティストの目をとおして、単に構造物 を再生するだけでなく、その土地と人々の思い入れの中にある抽象的資源 (歴史・伝承・伝説・逸話・制度・信仰・古事など)を具現化し、点としての 近代産業遺産ではなく、面として地域をも含んだ継続的に展開できるプランを 創出し、新たな観光資源を創りだすパイロット事業として作業を行なっています。 今回のシンポジウムでは主に日本全国の多くの自治体が抱える課題でもある 「地域振興」を中心に進めて行きたいと思っています。地域活性化が叫ばれる近年、 その地域のひと、まち、自然が、他の地域との差別化における難しさに気づくところ が多く、そこには物質社会にありがちなハード重視の地域づくりが行われ、 画一的な観光資源を揃えるだけの町おこしを行ってきたツケが回って来たと 言えるでしょう。国際的な観光都市である京都や奈良にあっても、神社仏閣に おける建造物や仏像など、単に物見遊山で巡る観光コースではリピータ化も 困難です。そこで日本人そのものの「先祖」から引き継ぐ「歴史」、あるいは 「文化」、日本人のイマジネーションの世界観、すなわち抽象的な近代産業遺産で ある伝承、伝説、神話、習慣、祭事、色彩、造形、夢想、景観、古事、信仰などが 新たな地域振興、観光振興になると考えます。 五感や六感で感応する新しいツーリズム、それもアートにより具現化、具体化 される試みを得ることで、観光資源に生まれ変わり、まさに「ここにしかない唯一の 資源、地域ブランドを生む仕掛け」としてアートツーリズムがあります。 当プロジェクトは産官学連携で、地元の自治体や企業、さらには大学が参画し、 近代産業遺産を中心として地域振興を考える新たな取り組みであり、 地元主体の中で進められる安心の地域振興事業プロジェクトです。